AGAとそれ以外の薄毛の違いとは
2019年10月11日AGAとその他の薄毛はどこが違うのかと言うと、それは薄毛になっている原因の違いだということになります。
まず、AGAは男性ホルモンがある酵素の影響で薄毛を引き起こす原因物質になることで起こっています。
それに対して、その他の薄毛はストレスや年齢を重ねたことなど様々な原因によって頭皮の状態が悪くなりヘアサイクルが乱れたことによって起こっているというのが違いです。
AGA以外の薄毛の原因のひとつに年齢を重ねて細胞の働きがにぶくなり、髪が薄くなっていくというものがあります。
個人差はありますが、60歳以上の人が薄毛に悩んでいる場合は年齢の影響が原因の場合が考えられます。
その他に若い人でも起こることがあるAGA以外の薄毛の原因には、生活習慣の乱れが関わっている場合が多いです。
例えば、睡眠不足やストレス過多、喫煙などで頭皮の血流が悪くなると髪を作る細胞に栄養が行き渡らなくなり髪の成長が妨げられて薄毛になることが知られています。
また、髪を作るために必要な栄養素が不足することもAGA以外の薄毛の原因となります。
女性に多いのは過度なダイエットにより体が栄養不足になり髪が薄くなるというケースですが、男性でも栄養バランスが悪い食生活をしているとヘアサイクルが乱れてしまい、薄毛になってしまうことがあるので注意が必要と言えるでしょう。
他にもAGA以外で薄毛になる原因としては、頭皮にダメージを与えるようなヘアスタイルをしているという理由も考えられます。
女性ではポニーテールのように髪を強くひっぱるような髪型をよくしていると牽引性脱毛症になりやすいとされています。
この脱毛症では髪が長時間強くひっぱられることにより前髪の生え際や分け目などが薄くなっていくため、気をつけた方が良いでしょう。
AGAとその他の薄毛では、髪の状態を回復させるために行うべき対策も違います。
そこで、髪の薄さが気になった時は、まず自分は何故薄毛になっているのかを考えてみるのがおすすめです。
若い頃のカラーリングは薄毛に影響している?
カラーリングを頻繁に行う人は髪や頭皮にダメージを与えやすいので薄毛にならないように注意が必要だと言えます。
それはカラーリングの成分は髪のキューティクルを開いて内部にあるメラニン色素を分解するなどの働きを持つため、髪にダメージを与えやすく髪からコシやハリが失われてもろくなってしまい切れ毛になったり抜け毛が増える可能性があるからです。
更に、カラーリングの薬剤が頭皮に付着して炎症などを起こしてしまうと頭皮環境が悪くなり脱毛する危険性もあります。
このような理由から薄毛になりたくないならカラーリングなどの頭皮に大きく負担がかかる行為は頻繁に行わない方が良いとされています。
しかし、若い頃にカラーリングを繰り返していた人が必ず将来薄毛になるかについては、絶対になるとは言い切れないでしょう。
若い頃にカラーリングをよくしていた人でも、その後頭皮環境を良くするような生活習慣を続けていれば髪の状態が良くなるということは充分考えられます。
カラーリングをしていて髪の状態が悪くなってきたと感じたら、しばらくやめて丁寧なヘアケアをしてはいかがでしょうか。
さて、AGAとその他のことが原因で薄毛になっている場合の違いは、AGAが薬での治療を必要とするのに対して他の原因での薄毛は、その原因を取り除くかその原因によって悪くなっている頭皮環境を改善する方法が髪の状態を改善させるのに役立つという点も違いとなります。
年齢を重ねたことが原因で髪が薄くなっている人も頭皮環境を整えるのにプラスになる育毛剤を使ったり、髪を作るのに必要な栄養素をしっかりとるといった工夫で髪を回復させられる場合もありますから、それぞれの薄毛の原因にあった対策を行ってみてはどうでしょうか。